現在、医療現場において、多様な静脈アクセスデバイス(VAD: Vascular Access Device)が使用されており、多くの合併症が報告されています。具体的には、末梢留置カテーテル(PIV)の長期および頻回使用による薬剤の血管外漏出や静脈炎、また、中心静脈カテーテル(CVC)関連の誤穿刺や血流感染等の合併症があげられます。もちろん、これらの合併症対策については、各専門分野において議論されておりますが、本邦において統一された手技や管理方法、教育等は存在しておりません。
そこで、各専門分野のエキスパートにて、現状の問題を踏まえた上での最適な輸液治療を議論、共有し、多くの患者へより良い治療を提供すべく、この度、本コンソーシアムを立ち上げました。
2015年5月
お知らせ
第9回日本VADコンソーシアム研究集会が1月24日〜25日、東京国際フォーラムで開催されます。
2025年9月上旬 『輸液カテーテル管理の実践基準 2025年版』が発売されました(ガイドラインの改定)→
2025年5 月14日:本研究会の世話人、評議委員のメンバーの変更等を改訂しました → 会則等
2023年9月26日:日本VADコンソーシアムの利益相反に関する指針が制定されました → COI指針
2022年1月6日:本研究会の行動倫理規範を制定しました → 行動倫理規範