はじめに

現在、医療現場において、多様な静脈アクセスデバイス(VAD: Vascular Access Device)が使用されており、多くの合併症が報告されています。具体的には、末梢留置カテーテル(PIV)の長期および頻回使用による薬剤の血管外漏出や静脈炎、また、中心静脈カテーテル(CVC)関連の誤穿刺や血流感染等の合併症があげられます。もちろん、これらの合併症対策については、各専門分野において議論されておりますが、本邦において統一された手技や管理方法、教育等は存在しておりません。

そこで、各専門分野のエキスパートにて、現状の問題を踏まえた上での最適な輸液治療を議論、共有し、多くの患者へより良い治療を提供すべく、この度、本コンソーシアムを立ち上げました。

2015年5月

お知らせ

2024年1月27日:第7回日本VADコンソーシアム研究集会を開催 → 研究集会

2023年9月26日:日本VADコンソーシアムの利益相反に関する指針が制定されました → COI指針

2023年8月31日:10月14日に日本VADコンソーシアムとタイのINNTによるミニシンポジウム開催予定。

2022年1 月26日:本研究会の競争法に関わるコンプライアンス規則を制定しました → 会則等

2022年1月6日:本研究会の行動倫理規範を制定しました → 行動倫理規範

日本VADコンソーシアム(J-VADC)はガイドラインに基づいた輸液治療のあり方について提案します